重要なお知らせ

当社では、東京電力の原発事故以降、放射能汚染のない安全な薪をお客様に使っていただくために県外から原木を仕入れ、薪に加工し販売してまいりました。
しかし、県外から仕入れるためには高額な材料費と莫大な運送費がかさみ、以前の3倍以上の原価に膨れ上がっておりました。

それでも、これまで販売価格に極力転嫁することなく価格を維持してこれたのは、この材料費の掛かり増し費用に対して東京電力による賠償があったからです。
ところが、これも昨年で打ち切りとなり、今後はすべて自己負担で賄わなければなりません。

そのうえ、薪需要の急激な増加により供給がまったく追いつかない事態となり、それに応じて大幅な設備投資と雇用の拡大をして生産量を増やしてきたため、生産コストの上昇はやむを得ず、現在の価格(昨今の薪1kgあたりの相場価格からすると半分以下)を維持することは不可能な状況となっております。

このような背景を踏まえ、今後とも品質の良い薪を安定して提供させていただくため、誠に不本意ではございますが、今年度より商品価格、送料および商品内容の大幅な改定をさせていただきます。


今までのやり方を継続し利益をあげるためには、販売価格はとんでもない金額となってしまい、お客様にかかるご負担は計り知れません。
コストを抑えるためには福島県内の原木を使うことは避けられません。しかし、放射能汚染の影響で福島県内で入手できる原木のうちそのまま薪として出荷可能なものはごくわずかで、そのほとんどが出荷可能な指標値40bq/kgを超えるものとなっております。よって福島県内産のみ販売することは現実的に非常に困難です。

林野庁からの通知によると


Q:指標値を超えた薪及び木炭と指標値を超えていない薪及び木炭とを結束や梱包して組み合わせて流通させてもいいですか。

A:結束や梱包して組み合わせた薪及び木炭の放射性セシウムの濃度が指標値以下となる場合は、自都道府県内に限り流通させてもかまいません。
この場合、指標値を超えているロットと超えていないロットのそれぞれの放射性セシウムの濃度や重量を管理し、例に示すように、組み合わせた薪及び木炭の放射性セシウムの濃度が必ず指標値以下となるようにしてください。
また、組み合わせた薪及び木炭から分析用試料2検体を調整し、放射性セシウムの測定を行い、指標値を超えていないことを確認してください。

〔例〕
A:指標値を超えているロット
放射性セシウム濃度・・・60Bq/kg
B:指標値を超えていないロット
放射性セシウム濃度・・・ND(定量下限値4Bq/kg)

A10kgとB10kgを組み合わせると、全体の放射性セシウムの濃度は
(60(Bq/kg)×10(kg)+4(Bq/kg)×10(kg))÷10(kg)+10(kg)
=(600(Bq/kg)+40(Bq/kg))÷20(kg)
=32Bq/kg
となるので、流通させてもかまいません。

とのことですので、今後は「県外産の指標値以内の原木」と「県内産の指標値を超えるが比較的低い数値の原木」を組み合わせて販売いたします。

このほか、乾燥具合や樹種、梱包方法によってより多くのお客様のニーズにお応えできる商品展開を予定しております。

いまだ不確定な要素が多く、詳細については現在調整中で、すべて決まりましたら改めてご報告させていただきます。

以上、誠に勝手ながら、事情ご賢察のうえ、ご容赦くださいますようお願い申し上げます。